小説
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どれだけ逃げても絵描きはついてきた。
そんな絵描きに猫は心を許すようになっていった。
それから2年。
絵描きは猫に名前をつけた。
「ホーリーナイト」
holy night、聖なる夜、と言う意味だ。
彼が描いた絵があるスケッチブックを見ると、ほとんど黒ずくめだ。
猫もはじめてぬくもりを感じた友達にくっついて甘えた。
そんな日が続いていたのだが、ある日、貧しい生活だったために絵描きが倒れた。
彼は手紙を描くと猫に渡してこういった。
「この手紙を届けてくれ。夢に出てきた僕の帰りを待つ恋人に。」
もちろん、不吉な黒猫の絵など描いても売れるわけがない。
それなのに絵描きは友達の絵ばかりを描いていた。
そのため貧しくなり、絵描きは亡くなってしまったのだ。
黒猫は手紙をたしかに受け取り、走り出した。
そんな絵描きに猫は心を許すようになっていった。
それから2年。
絵描きは猫に名前をつけた。
「ホーリーナイト」
holy night、聖なる夜、と言う意味だ。
彼が描いた絵があるスケッチブックを見ると、ほとんど黒ずくめだ。
猫もはじめてぬくもりを感じた友達にくっついて甘えた。
そんな日が続いていたのだが、ある日、貧しい生活だったために絵描きが倒れた。
彼は手紙を描くと猫に渡してこういった。
「この手紙を届けてくれ。夢に出てきた僕の帰りを待つ恋人に。」
もちろん、不吉な黒猫の絵など描いても売れるわけがない。
それなのに絵描きは友達の絵ばかりを描いていた。
そのため貧しくなり、絵描きは亡くなってしまったのだ。
黒猫は手紙をたしかに受け取り、走り出した。
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